Z7とマーク2の最大の違い
元祖Z7は 超高域から超低域まで
全周波数帯域的に原音のままに再生できる振動版になっているのに対して
マーク2やZ1Rの振動版は ドーム型振動版のせいで、
中音域に周波数帯域的に音の山ができてしまい、高域や低域が逆に聞こえにくいし、
原音に忠実ではなくなる。
これが曲者で、いろいろと効果が出るように音をつくって仕組んでいるのに
中音域が邪魔して、効果が出にくくなって聞こえる。
これは作り手にとってはとっても悲しいことだ。
より音楽が良く聞こえるように、いろいろな仕掛けしているのに
その効果が聞こえなかったり、聞こえにくかったりしていることが
実は本当に多いから。 その点、Z7はそれを忠実に再現してくれる。
再生周波数帯域がとっても広いことが多分原因だ。
それにしても Z7で ボーカルや楽器の音を聴くと
昔の富士フィルムの宣伝であったように聞こえる
「美しい声や楽器の音はより美しく、普通の声はそれなりに」