1970年代までのカラヤンは
1980に入ってスポーツカーを運転することをやめてから、
巨匠の音楽が本当の巨匠になるが
それまでは、早いときの指揮がスポーティでアクロバティックだ。
楽器の演奏なのに、ダンスを見てるような感覚に襲われるから。
確かに、演奏に あれほどの速さを求められたら、
楽団員は急速に演奏のうまさが上がるに違いない。
が、クラシック音楽の王道からすると、
ユーミンは中央フリーウェイで解説付きの高速道路体験をさせてくれるが、
カラヤンは、この車、メチャクチャ早いだろうと自慢しているようで、
音楽の形式は感じられるが、中身が希薄で・・・・。